フラメンコ舞踊における
私の最大の悩みは「足」
何度「足打ちがなければなあ・・・」
と思ったことでしょう。
しかし、リズムを生み出すには
欠かせない要素。
避けて通ることはできません。
強い足を打つだけでなく、
マルカールのような足も
重心、軸、バランス、いろんな
要素が絡んでいます。
ぐらつく体、ふらつく体(同じか!?)
そんなぐらぐらが本当に嫌。
でも、
必ずふらつかない位置はあるはず
ぐらつかない体の使い方もあるはず
嫌ではあるけど、嫌なところを
避けては通れない。
今は嫌でも、「嫌」に付き合って
「嫌」を直視して受け入れていこう。
そんな気持ちで、少しずつ
自分の体や足に向き合ってみると
不思議なことに、あれほど嫌だった
足打ちに対する拒否感が減っている
ではありませんか。
マルカールのノウハウを調べたりすると
よく「床を押す」とか「床を掴む」
あるいは「床と仲良くなる」という
表現が出てきます。
こういう感覚、わかるように
なりたい。
体で感じられるようになりたい。
足なんて絶対に上手くならない!
ってなぜか根拠なく強く信じていました。
なんで信じてたんだろうって
自分の内面を探っていくと・・・
足打ちが上手くならないことへの
正当化、理由付け。
逃げ場を作って、そこに腰を
下していたかっただけ!?
上手くなるならないは結果
自分に対してできることは、
逃げないで向きあうことだけ。
最初から逃げ場を作って
そこに引きこもらなくていいんだよ。
「・・・そうかも、そうだった」
向き合う勇気を持ち始めたら
あら不思議!
床を打つ音がなんだか少し
変わってきた!?
「もしや、少しずつ足が
打てるようになってきてる??」
「足打ちさえなければ」
から
「足打ち、大好き!」
そんな風になれるかな?
なりたいな!
一歩一歩、少しずつ
poco a poco