電子レンジについて、有害説と、
それを真っ向から打ち消そうとする非有害説が存在します。
これは、電子レンジに限らず、何でもそうかもしれません。
賛成論・反対論は当たり前に存在します。
私個人について申し上げますと
私自身は「何となく」電子レンジは避けています。
難しいことは分かりません。
しかし、細胞というか物質の「あり方」が
極度に変わってしまう「気がする」するのです。
それにただでさえ食材がラップに接触するのに
少々の抵抗があるのに、そこへ電子レンジの
作用が加わると、目に見えないレベルで
変性してたりしないのだろうかなど、気になります。
結構前からラップのことは気になっていましたし。
そういう「気がした」情報の一部を下記にご紹介します。
「気がする」という意味は、
「自分自身が実験をしたわけではない」
という意味でもあります。
★電子レンジ有害説★~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「50代からの健康革命(松田麻美子著)」より
- 電子レンジの恐ろしさ(1)電子レンジは栄養も健康も破壊する。電子レンジは便利ですが、あなたの健康を破壊してしまう、この世で最も危険な調理器具です。電子レンジのことを英語で「マイクロウエーブオーブン」と言いますが、マイクロウエーブとは超短波で低レベルの放射線のことです。電子レンジは、電磁波がその振動によって摩擦を起こし、熱を作り出す調理器具です。扉や密封材から半径20mにわたり放射線が漏れ出しているばかりか、食品に含まれる栄養を大量に破壊し、人体を内側からも外側からも細胞レベルで傷つけます。その累積的な影響が、血液の質の低下(ヘモグロビン値の現象、白 血球の数の上昇など)、免疫力の低下、ガン細胞形成、脳神経障害、ホルモンバランスの崩壊、コレステロール値の上昇ほか、さまざまな形で健康を脅かしてゆきます。●電子レンジの恐ろしさ(2)調理法の違いにより野菜のファイトケミカル(フラボノイド)は、ゆでた場合は66%、
圧力釜では47%、
蒸した場合には11%しか失われませんが、
電子レンジで調理した場合97%も失ってしまいます。さらに、食品の分子構造に著しい変化を起こすため、含まれるビタミンB複合、C、E、必須ミネラル、必須脂肪酸などの栄養価値も60~90%低下してしまいます。酵素が完全に破壊されてしまうため、たとえビタミンやミネラルが存在していても、体はこれらを栄養として利用することはできません。発ガン性のフリーラジカル(活性酸素)も大量に形成されます。●電子レンジのおそろしさ(3)ラップ材や紙皿からも発ガン性の有害物質が放出され、食品に混入していきます。水でさえも「チン」されると、分子構造が変えられてしまうため、この水で穀物を発芽させようとしても穀物は発芽しません。栄養が失われるばかりか、電子レンジの電磁波は食品の中に放射線分解化合物と呼ばれる、自然界には見られない異常な核融合物質を形成します。この物質が私たちの細胞の遺伝子に与える影響が、どのようにあらわれるかはまだわかっていません。私たちは電子レンジが引き起こす害について人体実験を行っているようなものですが、業界のロビー活動(利益を誘導するため、政党、議員、官僚に働きかける事)が盛んなために、政府は取り締まれない状況にあります。私たちは自分の健康は自分で守らねばなりません。電子レンジの害について、政府はあなたの健康を守るために正しい情報を国民に提供するようなことはしてくれないのです。利便性と、自分や家族の健康のどちらを優先するか、消費者である私たちは、主体性をもって考えるべきです。
食品を加熱するときは、軽く蒸す、または弱火にかけた鍋の中で煮込むなどの方法がベストです。
ちなみに、ゆでるとゆで汁の中に栄養が失われてしまいます。
「病気にならない生き方2(新谷弘美著)」より
●電子レンジ排除のススメ
私が現段階で言えるのは、電子レンジで加熱するとエンザイムは失われるということです。
安全性がはっきりしない以上、電子レンジを調理に使うのはお勧めできません。
我が家にも電子レンジはありますが、ごくたまにしか使いません。
ごはんを温め直すときも蒸したり、密閉容器のままボイルしたりしています。
ちょっと時間はかかりますが、電子レンジよりふっくらとおいしく温まります。
もちろん、煮たり焼いたりしてもエンザイムは失われますが、たんなる熱で壊されたエンザイムと、分子レベルで損傷させられたエンザイムでは、その「情報力」が違うのではないかと私は考えています。
※ エンザイムとは酵素のこと。酵素とは細胞内で作られ、生体内のほとんどの化学反応の触媒の働きをする、たんぱく質を主体とする高分子化合物。
以上、2つの抜粋ですが、心ある科学者の研究結果は他にもたくさんあります。
一例として、ドイツとロシアの科学者による研究結果を挙げておきます。
- 発ガン性について
・ 肉からDニトロソディンタノラミン(発がん性物質)を発見。
・牛乳、穀物、シリアルのアミノ酸の一部が発がん性物質に変化。
・植物、根菜類 発がん性フリーラジカルが形成。
・リンパ系機能低下。
・免疫能力の低下。
・血清中のがん細胞の増加。
- 栄養素の破壊
・ビタミン・ミネラル・脂肪の損傷。
・生命エネルギーが60から90%損失。
・肉のタンパク質の栄養破壊。
・すべての物質の構造上の破壊。
- 生物的影響(被爆による影響)
・マイクロ波によって生物学的によきせぬ有害な影響がある。
・ロシアでは電子レンジの使用が禁止(1976年に禁止になったが、ペレストロイカ以降、安全性が確認されないまま許可されている)。
・生命エネルギーの低下、大脳や中枢神経の回路の破綻、神経系とリンパ系のバランス能力の低下、ホルモン生成の阻害、脳波の妨害、それによる心理的な抑圧、集中力の欠如、不眠などが発生する。
引用:世の中を語る「電子レンジの恐ろしさ」
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これに対して、電子レンジ無害説の方の意見の一例がこちら↓
★電子レンジ非有害説★~~~~~~~~~~~~~~~~~
『電子レンジが危険で有害だという嘘。むしろ栄養を壊しにくく健康に良い』
今回はネット上でよく見かける「電子レンジは危険」という噂について調査する。
「~は危険だから食べるな」という健康に関する噂はネット上にたくさんあり、電子レンジ危険説もその中の1つだ。よく見かけるのは、電子レンジを利用すると栄養素が破壊されて物質が変性し、発ガン性物質が生じたりと健康に悪いと言うもの。
さて、この手の情報はネット上で拡散される黄金パターンがある。
①ある出どころのわからないような実験や記事をソースにして、
個人ブログが「~だから危険」と書く
② そのブログをソースとして他のブログが取り上げ、
それがあたかも真実のように拡散される
③それを見た一般人が知恵袋などで 、
「~は危険らしいのですが本当ですか?」
と書いて検索結果の上位に来る
④大手ブログなどが取り上げ、それを見て気になった人が詳細を検索すると
②のようなブログや③のような結果しかなく、真実だと確信してしまう
⑤そしてTwitterやFacebook等で拡散する
つまり、①が引用をしたものが本当なのかどうかという議論が全くされないままに情報だけが一人歩きしていき、あたかも真実のように広まってしまう。これがネットの怖いところだ。
今回の電子レンジの話もまさにこれに合致する。
■ソースは妄想?
電子レンジの危険性としてよく取り上げられるソースは以下のもの
①ソ連が電子レンジの危険性のために使用を禁止した
②ファイトケミカルが97%減少し、発ガン性物質やフリーラジカルが生成する
③スイスのハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士の実験
④ミルク、植物、その他実験
①に関して。まずこれは全くの妄想である。そもそもソ連が電子レンジを禁止したという公なソースが何1つない。本当にいくら探しても皆無である。この情報の最初の出どころは定かではないが、大体はアメリカのこのようなサイトだろう。英語で書かれていると本当にように見えるが、実際はこれも科学機関や大学のソースは何1つなく、何かを曲解していたりまたしてもよくわからない妄想記事を参照していたりと、お話になっていない。実はこれはアメリカでも同じように拡散されている情報で、あちらこちらで見かける。しかしどこにもソースは見当たらず、いくつかのサイトでも指摘されている通り全くのデマである。なのにも関わらず、あたかも真実として引用しているブログが日本に多すぎる。本当に怖い話だ。
②に関して。そもそもファイトケミカルって何だ?と思うでしょう。しかし、よくわからない 単語でも難しくて専門性が高そうなものだと、それが正しいと信じこんでしまうことはよくあることだ。これに関してはほぼ全てのブログが必ずどこかのブログを引用していて、ソースが全く書かれていない。しかし恐ろしいほどにどこのブログでも書かれている。実はこれ、どうやらよくわからない健康本(50代からの超健康革命)がソースらしいのだ。ここのブログが紹介している。この手の本は売上を伸ばすために必ず何かしらフカシを入れてくるのが当たり前で、都合の良い実験データを持ってくる場合などザラにある。そもそもネットや公的機関上にソースの存在しない実験を引用している時点で根拠に乏しい。さらにこの本にはフリーラジカル(活性酸素)が生成されると書いているが、そもそも普通の加熱調理(焼く、揚げる)でいくらでもフリーラジカルは生成している。あたかも電子レンジだけが特別のような論調に持って行くのはこの手の本の典型的なやり方だ。
③に関して。この実験は数日間にわたって、電子レンジで照射をした食品とそうでないものを別グループに食べさせて結果を見るという、スイスのハンス・ウーリッヒ・ヘルテル博士が行ったもの。しかし、これに関する具体的な実験方法も検証する方法も全く書かれていない。しかもたった数日間の実験であるし、具体的な結果のデータを示さず「数値が悪化した」という説明があるだけ。しかもこの情報を出したのは科学雑誌ではなく一般誌であった。
④に関して。電子レンジに照射したミルクは危険という話。これは公的な実験結果によって否定されている。これによると、少なくとも家庭用レンジでは異常な物質が生成されることはなく、影響はないと結論づけている。さらにもう1つ有名な植物実験がある。2つのうち片方だけにレンジ照射した水を7日間与え続けるというもの。しかし、これは捏造画像だと発覚した。他にも色々な実験があり、例えば血液をレンジでチンして温めて輸血したら死んでしまったというもの。しかし血液のようなタンパク質の入ったデリケートなものを高温で過熱するなんて電子レンジじゃなくても怖くて出来たものではないのは誰でも考えればわかる。アホらしすぎてどこの研究機関も再現実験などは行っていない。
■まとめ
実はこのように電子レンジに関する実験でまともに信用できるものはほとんどない。科学誌や公的機関を通さずに実験データすら開示しないままどこかに掲載されたものばかりである。むしろ科学誌等を通してきちんとデータを開示している実験では否定されている結果が圧倒的だ。
また、栄養素が壊されるとか物質が変性する事に関してはどうだろうか。確かに電子レンジ調理で栄養は減少するし、物質が変性するものもある。ただ、それは普通のキッチンでの加熱調理でも生じることだ。フライパンで加熱すれば栄養素は大幅に破壊されるし、発がん性物質やフリーラジカルも生成する。これをあたかも電子レンジだけで生じる現象だと書き危険性を煽る記事があまりにも多い。また、家庭用電子レンジでは出来ないような高エネルギーの放射線照射の実験データを持ってくる場合もあり、もはや公平性の取れた実験結果を探すほうが大変なのだ。
むしろ電子レンジは調理時間が短いので普通に加熱調理するよりもずっと栄養素を壊さないという当たり前の事実がなぜここまで否定されないとならないのであろうか。
本当にネットとは恐ろしいものである。不確かな情報でも真実としてここまで情報が拡散されてしまうのだから。
引用:ネット情報捜査班より
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電子レンジについては、
皆さん自身でも調べれば
いくつも論説が出てきますが、
例で挙げた上記の記事、いかがでしたか?
私自身、こういうものを読んでとても参考になるなあと思います。
同時に、本当のところは分からないよなあ、とも思います。
ところで
人は真実を信じたいのではなく、
「真実と自分が感じるもの」
「真実だと思いたいもの」
を信じる傾向があります。
なぜなら「調べた結果」と書いてあったとしても
どこまで何を調べたのか、書けないですし、
書いたとしても
その正しさはどうやって証明されるのでしょう。
もしかしたら、調べてないかもしれないのに
調べたと書いただけかもしれない。
そんなふうに考えていくと、
何も信じられなくなります。
結局、何を信じて何を信じないか
何を信じると決め、何を信じないと決めるか
それは実は事の真偽とは関係ないところで
選ばれています。
最終的にはその人の
極めて主観的な感情によって
決められるものだから。
メディア報道もしかり、何でもそうだ、
と言っても過言ではありません。
情報の書き換え、デフォルメ、
虚偽は普通にあるのだから
もう本当に「信じるか信じないか」という
信仰の世界だなと思うのであります。
虚偽の記録によって
歴史さえ塗り替えられてしまいます。
では何によって真偽を見分けられるのか。
それが問題です。
私にもそれは分かりませんが
これで判断しているという項目は以下の点です。
発信者は
★ 何のために・誰の益のために・どんな結果を期待し
★ 発信することでどんなリスクを背負うか
そんな視点で見てみますと
◆ 電子レンジ有害説
★ 何のために → 人々の健康
★ 誰の益のために → 発信した自分、人々の健康
★ 発信することでどんなリスクを背負うか → 調理に手間がかかると避難される、電子レンジ製造にかかわる各種業界から叩かれる
◆ 電子レンジ非有害説・推奨派
★ 何のために → 調理の手軽さ、便利さ、経済効果
★ 誰の益のために → 発信した自分、電子レンジを安心して使いたい自分や人々、電子レンジメーカー
★ 発信することでどんなリスクを背負うか → ??
専門家でない私たちは
実験の正しさなど、判別しきることは出来ません。
しかし、情報の扱われ方、発信者の目的という点は
意識をすれば見えてくる気がします。
そして最終的には
自分は何を必要とし、何を必要としないのか
賛否両論に触れると、自分自身が
求めていることがより明確になることでしょう。
自分が求めるものに、発信された情報が
そぐうものかそぐわないものかを
「感じる」センサーが働くからです。
ということで
「今のところ」私は、
食材に含まれる栄養素の破壊を最小限にとどめる
調理手段は何か、というところに立って
電子レンジを生活に取り入れるか否かを決めています。
何を信じたいか、何を取り入れたいかは個人の自由
あなたはどう思われますか?