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介護

認知症ってなんだろう・・・後悔したくない介護

更新日:

母を見ていると、認知症って

なんだろう・・・と思います。

 

 

確かに、少し前に言ったことは忘れてる

いろんなことが分からない

・・・かのように思える。

 

 

けど、結構いろんなことも分かってる。

こともある。

 

 

人それぞれ認知のレベルは違うと思いますが、

母は「ボケて」はいない。

・・・と感じます。

 

 

急に言葉が出てこなくなって

「おしっこに行きたい」

が「しっこ」になり、

「にく」になる。

 

 

出てくる単語から、何を言いたいか

推測するのですが、「にく」が

「トイレ」であることは

何とか想像がつきました。

 

 

 

うちの犬の名前は「ロイ」なのですが、

「もり」になったり、「お兄さん」

ということもあります。

おかしくてついつい笑いが

止まらないこともあるのですが

選ぶ言葉が違うだけで、言いたいことは

同じ。

母は笑われて、すこしすねるのですが

「人に笑いを与えられるというのは、

素晴らしいことなのだ!」と肯定的に

受け取るように説得しています。

バカにしているのではなく、

単純に、純粋に面白いだけなので。

それに、母は必ずなにかしてあげると

「ありがとう」と言います。

食事の時、お水の入ったコップを

添え忘れると、「お水」と言います。

忙しい時は、自分でやってよ、

と言いたくなりますが、

自分で出来ないしなあと

思い、お水を持っていきます。

そういうひとつひとつに

「ありがとう」と言ってくれます。

自分で出来ないからこそ、

人にやってもらえるありがたさを

思う、その想いが伝わってくる

「ありがとう」

 

 

 

その、どこがぼけてる、と

言えるでしょうか。

ボケてなんていません。

ただ、少し前のことを忘れることが

多くなっただけ。

 

 

 

先日、お風呂事件がありました。

ぜんぜん事件じゃないんですけど、

私の中でちょっとした後悔になった

事件でした。

 

 

お風呂には、私が一緒に入って

髪と身体を洗うのですが、

その日は自分も入りたかったので

「私が先に入るから、終わったら

呼ぶね。それまで待っててね」

と母に言いました。

 

 

なのですが、、、お風呂に入るよ、

というと、「お風呂に入る」ことだけに

頭が行くようで、私が後から言った

「待っててね」が薄らぎます。

 

 

私が呼んでないのに、母は風呂場にきました。

見ると、もう洋服を脱ぎ始めてた!!

脱着もままならないので、脱いだ服をまた

着てともいえない。だからちょっと小言を。

「待っててッて言ったのに・・・」

 

 

 

そこまで脱いじゃったら仕方ありません。

私は洗髪途中、シャンプーの泡もくもくのまま

母の身体を洗いました。

 

 

 

少々文句を言いながら。

 

 

 

するとお風呂から出る時、「ごめんね」と母。

何度かすまなそうに「ごめんね」を繰り返す。

 

 

 

そういわれると、なんだか急に

可哀想になってしまいました。

 

 

順番ごときで、あそこまで文句

言わなくても良かったかな、

仕方ないわね~で笑ってすませて

あげたらよかったなあ、と

内心思ってはいたのですが、

この「ごめんね」で更に後悔が

強まってしまいました。

 

 

 

翌々日、体調が急変しました。

今まで「食べられなかった」ことがない母が

食べる気がしない、と食べなくなり、

階段を何とか上がって2階に来ていたのが

一度も上がってこなくなり、ずっとベッドに

横たわって・・・

そんな母を見ていると、お風呂の件が

更にまた後悔されます。

 

 

何といっても、早くお風呂に入りたかった

その気持ちで行動してしまって、

私が「待ってて」とお願いしたことは

二の次になってしまった。

本能的に一番強く感じたことを

行動しただけなのに、娘から文句を

言われた。母からしてみたら

そういうこと。それだけのこと。

 

 

全然悪くない。

 

 

 

先日、私の仕事のことで話をしていました。

どういう流れだったか全く覚えていないのですが

何かの流れで「もう少し働けたらいいんだけどね」

と言ってしまったんですね。すると

「私がいるから働けへんのやな」

 

 

ドキッとしましたね。

悪いとか、申し訳ないとか、

いつもいっぱい思ってるんだなと。

母は母なりに、いろいろ分かっていて

私が大変なことも分かっていて、

気を遣って、手がかかることに

引け目も感じていて、自分自身も

情けなく思っていて、いっぱいいっぱい

いろんな思いをしている。

そう思うとまた更に「お風呂ごときで

文句を言わなきゃよかった」に

結びついてしまいました。

 

 

 

終わりが近い母。

一日一日大変ですけど、

やっぱり最後は私自身の

後悔が残らないようにしたい。

自分のために。

 

 

 

トイレの失敗があったり、

いろんなことが出来なかったり

そんな母を見ていると、昔を

思い出すのです。

よく動けていた頃の母を。

毎日毎日必死になってパートに出かけ

帰宅後早くご飯を作り、塾の送り迎えをし、

働いて働いて生きてきた母の姿を。

 

 

 

母は今、動けない。

でも、動けていたら、絶対に人のために

尽くす。

動けなくなっただけなのだから、

今度は私がやればいいのだ。

 

 

 

高齢者が集まる、デイサービス。

いろいろ見学に行きましたが、

高齢者の方たちを見ていて思うのは

かつては最前線で働いてきた人たちなんだよな・・・

ということ。そこにどれだけのリスペクトを

持てるのか。

 

 

 

お世話が大変な真っ最中は、そんなことを

思う余裕はありませんが、ふと立ち止まった

瞬間だけでも、母が働いてきた過去、

これまでの人生を想像します。

すると、大変さにしか目が留まらない

目の前の状況から

少し抜け出すことが出来ます。

 

 

 

後悔が残らないように、なるべく

文句は口にしないようにしよう、

と心新たにするのでした。

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