足打ちが苦手で(好きじゃなくて)
フラメンコはお婆ちゃんになってから
足を打たず、上半身だけで踊ろうと
考えていた20~30代。
ブランクの方が長かったその頃は
再開のめどが立たない間、ずっと
「お婆ちゃんになってから」
と考えていました。
まあ、それほど足打ちへの苦手意識が
あったということなのですが、
さて、40代後半から50代半ばの今まで
幸いなことに間をあけず
細々と続けられているフラメンコ。
それほどの苦手意識を持ちながら
足打ちにも何とか向き合い
今になってすこぉしずつ、
苦手意識が取れてきています。
得意になってきたという意味では
ありませんので誤解なく。
Youtubuにいろんな人が
テクニック解説をあげてくれていて
私も時折参考にさせていただいています。
参考にさせていただいているお一方
Kojun先生
(箆津弘順(のつ・こうじゅん))
の解説が、まさに私のお悩み解決に
直結しそうな気がしたので
ある時、足打ちを指導してもらいに
馬車道にあるスタジオまで
足を運んだことがあります。
一発解決でした★
一発で得意になったという
意味ではありません。
どこをどう意識していけばいいか
こんな私にもできるのではないか
という一筋のほそ~い希望の光が
見えたという意味の一発解決。
でも、本当にあれから
足打ちの感触は
以前に比べ、かなり変わった
手応えがあります。
どこに重心を置けばいいのか
大ヒントを頂きました。
そこからですね、苦手意識が
薄らいでいったのは。
同時に、足打ち試行錯誤が
始まりました。
いろんな人の解説は
非常に参考になります。
だけど
人は皆、体の癖があって
骨盤が前傾していたり
後傾していたりする。
だからこそ
自分の体仕様に適用していく
という地道な模索が必要。
和歌山レッスンの際も
辻本先生に
「僕の形をマネしようとしても
皆重心が違うから、同じようには
ならないよ」
と言われたことは、
本当にその通り。
足打ちについては、
いろんな先生に尋ねていますが
表現も実に様々
ある人は、膝をある程度曲げて打ち
ある人は、膝をあまり曲げずに打つ
ある人は、前傾気味に打ち
ある人は、お尻を締めて打つ
ある人は、音のフレーズ塊を意識する
ある人は、とにかく練習
ある人は、上から吊られているように
などなど。
どれも全て頷けます。
なかでも私が手ごたえを感じるのは
「骨盤を立てる」「肋骨を閉じる」
「お尻を締める」など。
自分の体は
自分が研究するしかない。
とまあ、足打ちについて
考察してみましたが、
足打ちは楽器
フラメンコは
自分の体を使って奏でる音楽。
心地よい音楽を奏でられるように
なりた~い。