わたしはわたしのピースを

LA PiEZA

フラメンコ

苦労話

投稿日:

明日のステージを目の前に、

フラメンコメイツがエールを送ってくれました。

 

それに心がほろっとしたのか、

思わず苦労話を吐露

 

 

でも、それを文章化しているうちに、

整理が出来てきたので、もう一度

ブログに書いて、更に心の整理を

試みようと思いました。

 

フラメンコにおける「コミュニケーション」

今のわたしのフォーカスポイント。

 

「わたしはこうしたい!」という意志を

バックに伝えて、共有しなければなりません。

 

最初の関門は、

「伝え方を知らない」

ここからのスタート。

 

そもそも、構成というものの理解が

ほぼゼロだった私にとって、

構成を最も理解できたのが、

去年通った和歌山でのレクチャーでした。

 

それをベースに、発表会DVDの

グアヒーラ、何種類もあるグアヒーラを

見返して、構成をメモし、

1歌が7コンパス、2歌は11コンパス

ファルセータは、エスコビージャは・・・

などなどパターンを見てみました。

 

そして、やっと

「こういう構成になっているのか」

というのが、うっすら見えてきた。

 

私が覚えた振付は、1歌の前のファルセータと

後のファルセータが長く、

「ジャパニーズタブラオでは

長すぎて飽きる!」と指摘を受けました。

発表会とか、作りこんでいく作品なら

それはありだけど、当日合わせの

タブラオでそれは厳しいという指摘。

 

なので、次の関門は

「どこをどう削るべきか」

 

カンテサリーダの前の長いファルセータ

この順番をひっくり返して

ファルセータを大幅カット。

 

次の問題は、2歌のレマーテが

6コンパス目にあること。

日本のグアヒーラは大抵2コンパス目に

レマーテが来ることが多いと聞いたので

レマーテの位置を変えて

振付をしなおしました。

 

そして最も大変だったのが、

グアヒーラを締めた後からの

リブレで始まる3拍子の歌。

 

「これはコロンビアーナだね」

と言われたので、カンテさんに

「コロンビアーナです」

といったら、4拍子のコロンビアーナが

来た💦

コロンビアーナには

3拍子と4拍子があると

どこかに書いてあったのですが

それも私にとっては?

いずれにしても、

「3拍子の歌をください」と言わないと

ならないのだなと学習。

 

ある人は

「それ、コロンビアーナじゃなくて

グアヒーラだよ」

どこを捕まえてどう解釈するか

人によっていろいろ。

全体像が分かっていれば

この人はここを捕まえてこう表現したのだ

ということがわかるのでしょうか、

曲の知識のない私には、すべてが

ちんぷんかんぷん。

コロンビアーナが一体何かは

改めて勉強するとして、次。

 

「ゆったりしたリブレを歌った後は

ゆるい3拍子に移行する、

そしたら自分がそれを捕まえて

入ります、

その後はハケルまでひたすら

歌い続けてください」

 

ジャマーダで歌を呼べば

簡単なのに、リブレを生かしたいがために

この部分を説明すべきか

何人もの人に相談しました。

 

自分が歌を口ずさんで

「こんなふうにしたいんです」

といえば一番早い

これはいろんな人に言われたころですが

それをする勇気が出ず、どういう説明を

すれば伝わるかばかり考えていました。

 

こうしたい、ということが

それは歌い手には言えない

とか

そこはギターさんが決めること

と言われることもあり、

どこを主張して、どこを控えるか

その匙加減も全く不明。

 

今回は当日合わせの他に

別日のエンサージョが出来たので

大いに助かりました。

 

でも、当日合わせだけで出来るように

なりたい。

これが次の目標です。

 

次のアドバイスは

「足音に抑揚がなくずっと強い」

「グアヒーラのエレガンテを出さないと」

 

足が弱いと思っていたので

必死でサパテアードをしていたのが

バンバンうるさかったんですね。

エレガンテを意識して踊ると

今度は足音がはっきりしなくて

ぼやけてしまう。

 

これが前日です。

前日!!(笑)

 

この問題を持ち越して

本番を迎えました。

 

技術は度外視

等身大の自分に恥を抱くことなく

全自己受容することだけを考え

本番に臨みました。

 

出来なかったらどうしよう!

これをかなぐり捨てたのです。

 

それを考える余地がないほど

自己受容に集中していたので、

無事踊り終えた後は

達成感しかありませんでした。

 

私もやればできるじゃん!(笑)

 

「100回の練習より1回の本番」

 

私はこの意味するところを

未だ少しだけわかった気がします。

もっとわかっていきたいし、

体験したいです。

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