わたしはわたしのピースを

LA PiEZA

フラメンコ

涙ぐむ発表会

投稿日:

石井智子フラメンコスタジオ発表会

「デュナミカ」に行って参りました。

 

私が在籍中に、誘って入会した友達の

K子さん、「入門クラス」の群舞で

2曲登場。

タンゴ・デ・トゥリアーナ

セビジャーナス

 

K子さんの演目はもう、身を乗り出して

K子だけを凝視。

他の人、目に入らず。

前後の演目はパチパチだったのに

K子さんが踊り終わった後は

大きな大きなパチパチ。

なんか、あからさますぎるほど

前のめり。

 

1曲目のタンゴ・デ・トゥリアーナ

踊りきった。ふう~っと息を吐いたら

隣の席から

「なんか涙出た」

お友達がK子の群舞にいたようで

(分かるわ、それ)

と心の中で同意。

 

休憩や数曲挟んでK子さん、次の出番は

セビジャーナス。

覚えていないのもわかるし

間違えてるのもわかる。

けど、なぜかウルウルきて

涙が出た。

 

K子さんの正確なお歳は知りません。

60前か越えか辺りという以外。

だって数回しかあっていない人だから。

でも、不思議なきっかけあって

フラメンコ教室を紹介して

彼女はあれから2年、続けていた。

紹介しときながら自分はそこを

離れたけど、彼女は続けていたんだ!

という感動と、

アラ還からの習い事、

最初、全く覚えられないと聞いて

いたので、辞めちゃうかなと思っていた。

のに、続けていたことにまず感動

 

そして、よくあそこまで・・・

という感動、

間違えても隣の人を横目で見ている

姿もあからさまなのに、なぜか

涙が出る。なぜだ、なぜなんだ!?

 

そういえば、他の教室の発表会で

個人的に知らないある人のソレアを

見た時も、号泣した。

その人も70歳近かい方だった。

 

今回別のクラス、私が在籍していたら

恐らく一緒に踊っていたであろう

こちらもやはり60越えの方。

2年前一緒に踊った時のその人は

覚えられず、ステージで止まっていた

瞬間もあった。

覚える苦労を想像。

 

今回、

バイレ・デ・ルイス・アロンソ

というクラシコの曲、

パリージョ付けて、ブエルタいっぱい

脳みそがどうにかなっちゃいそうな

演目、なのに

くるくる回ってる!凄い!

フラメンコの曲よりも、この

クラシコの方が踊りやすいと聞いたけど

それにしても凄い。

 

私が目が行くのは、どうも年齢を

重ねた方々ばかりだなあ・・・。

きっと「可能性」を見たいんだ。

どこまでできるか、をこの目で

確認したいのかも。

 

自分もその年齢に近づいてきているから?

 

そして、最後に踊られた智子先生のソレア

 

智子先生は本当にエレガンシアがあって

どこまでも品があって、

なのにフラメンコの力強さもあって

本当に大輪の花。

圧巻!としか言いようがなかった。

 

若い時は、エレガンシアよりも

野性的で土の香りがするフラメンコを

追い求めてきた。

 

今は「エレガンシアと品」に

フォーカスしているとは・・・

 

かつて一緒に踊った友達にも客席で会えて

また一緒に踊りたいな!って気持ちにすら

なった。

 

1年半後の次もまた必ず観に行きたい!

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