(写真は青山トロHPより https://aoyama-toro.jp/)
昨日は本番前の練習のため
スタジオを取っていたのだけど、
行きませんでした~~
その前に2つ用事があり、
スタジオに行くには遅くも早くもない
ちょうどよい時間だったのに。
何故いかなかったのか・・・
強風だったから?
(天候はかなり影響)
いや、違うな。
「練習しないとダメ!」
という自分への圧力を払拭したかったから?
圧力と言えば、私の場合
相当な圧を自分にかけるようです。
無自覚に。
でも圧力を払拭したい、
というよりは、
なんかこう、自然なふんわりした
心持でいたい
という思いがあったからかも
しれません。
(本番もふんわり間違えること
覚悟で)
1度の本番は、10回以上のレッスンに
相当すると言われているようですが、
確かに、様々な角度から、
自分が向き合うもの、対峙するもの、
臨むものは圧倒的に多くなります。
明日のライブは嬉しいことに
満席になりました。
フラメンコを初めて始めた時の
懐かしすぎる友が来てくれます。
始めたばかり
何~にもわかっていなかった
無邪気なあの頃、
彼女とスタジオを借りて
練習したり、フラメンコの話で
大いに盛り上がっては笑ったり。
ただ無性に嬉しくて、楽しくて。
そんなに楽しかったのに、私は
2年でフラメンコを辞めねばならず
彼女はその後しばらく続けたのち
結婚や出産のため、今の今まで
20年以上もフラメンコから離れていた。
でも、また始めようと思っているみたい。
私は勿論始めて欲しい。
出逢ってから30年の月日が流れた。
どこの教室も生徒がいっぱいで
まるでイモ洗い状態だった
フラメンコ最盛期とも言われていた
あの頃。
とても上手、だけど既に
年配だった方々はこの30年のうちに
亡くなっている方も多い。
その頃若かった私世代は
今や50~60代。
ある教室では50~60代が
圧倒的に多く、若い人が
あとに続かず、高齢化だと
言っていた。
それは、フラメンコ人口分布の
縮図かもしれないが、
歳をとっても、
フラメンコでなければならない人たちが
一定数いるということでもある。
(自分も含めて)
時代の変遷とともに、表出されるものが
変わるのは自然なこと。
もしかしたらいずれはフラメンコも
なくなるかもしれない。
あるいは、別の形にどんどん変わって
いくか。
20代で出会ったフラメンコ
50代ではどんなフラメンコになっているのか
懐かしの友に後日感想を聞いてみたいと
思っている。