糖尿病の方が自分でインシュリン注射を打つのだ
と耳にしていましたが、
「自分で注射ってどんな感じ(光景)なんだろう」
と思っていました。
糖尿ではなく、関節リウマチの注射を
自分で打つことになり、はじめて
段取りや様子がわかりました。
関節リウマチの生物学的製剤とは
何種類も存在していて、
その大半は自己注射タイプ
まれに点滴タイプを使います。
点滴を受けに行く手間がない
自己注射を選ぶ人が多く
わたしも自己注射を選びました。
月1回、2週間に1回、1週間に1回と、
打つ頻度も製剤によるのですが、
私に適用されたのは週1回タイプで
「エンブレル50mg」という製剤の
後続品「エタネルセプトBS50mg」。
エンブレル50mgは3割負担でも1本1万円、
後続品のエタネルセプトBS50mgはその半額。
週1回なので、月に4~5本打つことになります。
その注射がこちら。押し当てて打つペンタイプです。
じゃ~~ん、今月分です。こちらは生ものなので、
購入時は保冷バッグに入れて持ち帰り、
帰宅後は速攻冷蔵庫へ。
わたしは毎週月曜日が注射の日。蓋を外して
よ~~し、行くぞ====

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最初から最後まで針の先端は見えません。
恐怖心をいくばくかでも減らしてくれる
優しい構造。
打つ個所はお腹か太もも。
わたしは断然「腹」派
お腹の方が脂肪が豊富なので
痛みは少なかろうと。
今週は右側の腹、次の週は左側の腹と
左右交互に打ちます。
腹に注射を打っているところは、
皆様の目の毒になりますから、
写真は控えさせて頂きます(笑)。
消毒コットンで注射個所を拭き、
腹をつまんで、垂直に注射を当てます。
ペンタイプの注射器、
一気に腹に押し当てると針が肉に刺さり
そのまま10秒カウント。
カチッというまで押し続けます。
痛みがマックスの時は、
腹をつまむ左手首も痛く、
押し当てる方の右手首、右肩も痛く
注射自体が大変でした。
でも今はもう楽勝、と言えるほど
痛み激減。
自己注射開始から4ヶ月経ちますが
ようやく針が刺さっている時の
プチ痛い痛みに慣れてきました。
一度打った注射針の先端はペンを
押しても二度と出て来ない構造になっています。

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蓋は自宅で廃棄、本体は病院からもらった
専用の入れ物に入れて、次回の診察時に
渡します(自宅廃棄不可のため)。

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昨日、オープンクラスが終わって、
一緒に参加したお仲間と
しばしティータイムを過ごしたのですが、
リウマチの痛みが酷くて参加できなかった時を
知っている方だったので、
「痛みが治まってホント、良かったね」
と言って下さいました。
「なぜ治まったの?」と聞かれて、
ああ、そういえばこの生物学的製剤、
注射のお陰だわ・・・と改めて思い出しましてね。
良くなるとすぐに忘れちゃう自分のために
お注射へのありがとうを込めて、
スポットを当ててみた次第です。
このような生物学的製剤も数年前は
保険適用外で、もっと高額でありました。
それが近年、保険適用が認められ3割負担に。
もっと前だったらとても手が出ない価格。
20~30年前にリウマチになってしまった方は
良い薬もこの生物学的製剤もなかったので
骨の変形はすさまじく、本当に大変・・・
それに比べたら、私は・・・
今回は注射のお話でしたが、
その前からお世話になっている飲み薬、
メトトレキサートについても、いつか
その活躍ぶりにスポットを当てたいと
思います。